たけちゃんのプロフィール

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ブログ管理人のたけちゃんです。

たけちゃんのプロフィール

大阪出身 やや関西弁。

身長177cm 、体重76キロ、性格は温厚、お酒飲んだら、素直に顔に出るタイプ。

元一流ホテルマン（インターコンチネンタル、マリオット 、リッツカールトン 他ブラックホテル）の経歴あり。

趣味

グルメ旅行・ホテル巡り・旅を企画する事・フルマラソン・ダイビング・キャンプ・BBQ・ブログを書く事など。

移住したことのある場所

◯22歳　オーストラリアに３か月移住。日本を離れてみて、日本の良さに逆に気づく。

◯24歳　沖縄に７年移住。リゾートホテルで働く。

◯31歳　兵庫県在住。

よく言われる言葉

「たけちゃんは、悩みとかなさそうやね」

「なんでもうまくいって、人生で苦労した事ないんちゃう？」

沖縄に移住した訳とは

私は24歳の時、沖縄に1人で移住したんですね。知り合いも全くいない、旅行で行った事もない沖縄。そんな所に、車に積めるだけの荷物を積んでフェリーに載せ、1人沖縄に向かったんです。

行動力ありますね！とかも、よく言われたんですけど、全然そんな事なかった。

私は沖縄に移住していなかったら、今の私はたぶんここにいない！沖縄に助けられたらから、今の私がある！これだけは、間違いが無いと本気で思ってます。こんな私にも、今まで誰にも知られたくなかった過去がありまして、それをまず語らなあかんのです。

ちょっと変な家に生まれまして

実は私、ちょっと変わった家に生まれました。ちょっと変わった家というか、ちょっと変わった宗教をしている両親の元に産まれて来た、というのが正解？だからこれを読んでる皆さんとは、かなり違う環境の中で生まれ育ったんですよね。

そんな事言っても、「自分の親も宗教しているよ」という家庭は沢山あると思うんですよ。日本なら家に仏壇とかある家がほとんどやと思うし、お寺さんとかお墓参りもするやん。

我が家は何が変わっていたかと言うと、私は小さい時から両親に連れられ、毎日のように家から家に、布教活動にまわっていたんですよ。しかも両親はかなり熱心な方だったので、本当に毎日連れられていましたね。

《実話》『私、カルト宗教をクビになりまして』（その1）父親はメチャおもしろい人だった！

《実話》『私、カルト宗教をクビになりまして』（その2） 褒め上手な母親に育てられて

さらには、週に３回集会という集まりがあって、２時間くらいおりこうさんに話を聞かなあかんのですよ。仕事をしている人は、残業もその日はできない。そんな環境に、私は違和感を覚えることもなく、大人になっていったんです。中学生の頃には、もう1人で布教活動に参加したりしてましたね。

ちょっと変わったおきて

そして何より我が家の宗教には、「おきて」といいますか、やったらあかん事が、もうめっちゃたくさんある宗教やったんですよ。

まあ有名なのが

とか、もうたくさん、したらあかん事があるんですよ。ピンとくる方は、あっ、あの宗教か！と分かると思うんですけど。

生まれた時からその環境にいた私は、まあ 当たり前のようにそのおきての中で生活していたので、学校以外で友達と遊ぶこともなかったし、誕生日とかも祝ってもらったこともなかったですね。常に同じ宗教の子供たちと遊んでたんですけど、居心地は良かったですね。幼なじみが沢山いましたし。

２４歳の時、おきてを破ってしまう

そんな環境の中で、私は24歳の時にとうとう、おきてを破ってしまったんですよね。

《実話》『私、カルト宗教をクビになりまして』（その4） エホバの証人を25歳の時排斥された理由と沖縄へ引っ越した理由！

まあハタチとかになると、同じ宗教をしていない人を好きになったりしますやん。そのおきての中で、最強のものが、

我が家は「聖書」に書いてある事に従って、毎日規律正しく生活してたんですけど、その中に「淫行を犯したらあかん」って書いてあるんですよ。もちろんオナニーもあかんし、エッチな本とか見るのもあかん！ましてや、異性と二人でデートもあかんし、エッチをしてしまうとかは、それこそ想像を絶することやったんですよ。

それをこれをまあ24歳の時に、世間ではかなり遅咲きなんですけど、破ってしまったんですよ。

とは言えず、私はそれを自分から宗教の長である父親に報告しに行きまして、まあ裁判みたいな、軍法会議みたいな事を開かれて、大の大人５，６人の前で全てを赤裸々に語らされたんですよ。

そして裁判の結果が、「排斥」と呼ばれてるんですけど、一発レッドカード！まあ世間でいう破門ですね！

変な宗教を破門（排斥）されるとどうなる？

生まれた時から、この宗教の中で育ち、宗教の人たちとだけ遊び、宗教の世界しか知らなかった私は、エッチをしてしまったことで破門され、友達と遊べないばかりか、今までの友達と話すことすら一切できなくなったんですよ。要はその世界の人全員に、シカトを食らうわけです。

出かけると、誰かに会うじゃないですか。特に父親は宗教の中でも立場が上で有名やったから、大阪のどこかに行けば、必ず知り合いに会うんですよ。

今までなら、「たけちゃーん！！」て来てくれてたのが、排斥されたのが知れ渡っていますから、もう目も合わせてもらえない、集団シカトを食らうんですね。

これがこの宗教の、もしかしたら1番怖い所かもしれないです。

もう、なんて言うんでしょうね、大阪にいてもこれからは、コソコソ生きていかなあかん、てのが分かってたし。排斥されて一か月くらいで、もう精神的にかなり追い詰められていて、死にたいなぁ、と本気で思うようになりました。

だってその世界で生まれ、それしか知らんのに、戻りたくても戻れへん。

戻るには、集団シカトに耐えながら、集会に週３回ちゃんと出席して、話を聞きに行かなあかん。それを何年続けたら戻れるんかも分からん。実家暮らしやったんですけど、もう家にいるのもいたたまれなくなってきたんですよ。自分のせいで、親に迷惑をかけてしまってる！って。

ちなみに、関西も関東も知り合いがいる！俺の事を誰も知らん所ってどこやろう、ってその内考えだしたんですよ。どうせなら、俺の事を誰も知らんところで集会に通いたい！って思えたのが、今思えば唯一の救いやったと思います。

行った事はなかったんですけど、日本の端、沖縄やったら知り合いがおらんなぁ、と。

そうして排斥されて2か月後、24歳の4月の終わり頃、私は車に載せられるだけの荷物を詰め、知り合いのいない場所へ、フェリーで向かったのです。誰にも相談できない状況で。

こうして私にとって、沖縄に移住した24歳が、人生で最悪だったけど、

今思えば最高の自由を手にする、まさに始まりだったのです。

沖縄に移住してみて

沖縄に行ってから、私は名護市に家を借り、恩納村にあるリゾートホテルのホテルマンを始めました。

世間知らずで、世の中の常識も知らない、沖縄の事なんてなおさら何も知らない私でしたから、ホテルマンの仕事をするのは、もう大変でした。ただ職場の同僚と話す事ができる、お客様に接客しながら会話する事ができる、そして何より、知り合いが誰もいない。毎日目にする海が、めちゃくちゃ綺麗。

もうそれだけで、毎日が嬉しかったんですよ。何か月も人と目を見て会話する事ができなかった訳じゃないですか。

そして世の中の人たちは、みんな悪い人たちだと教えられていたのに、全然そんな事なかった。むしろホテルの同僚にしてもお客さんにしても、いい人がたくさんいる。もしかしたら俺は、この世界でもがんばっていけるかもしれへん！という、ちょっとした希望。

そんな日々の生活を日記にして書いてたんですよね、書くのは好きやったし、今までと違い毎日活動に行かなくていいから時間はたっぷりあるし。当時はFacebookもなかったし、インスタもなかった。mixiってのが流行ってたから、ホテルの同僚たちだけが読めるように書いていたのが、それが「ホテルで働いた話」です。

たけちゃんのプロフィールのまとめ

当時を振り返って

あれから１５年が経過しました。２４年間いた世界のマインド・コントロールが解けるのに、１０年くらいかかったんじゃないかな。いまはもう完全に抜けきってますけど、いつかは戻らないと、と頭の中のどこかで考えていたし。

そして誰にも相談できなかった。やっと手にした友達たちに、また去られるのが怖かった。そして心の傷がなかなか消えなかった。いずれ詳しく、そうした事も書こうと思ってます。

ただね、過去に私と同じ様な状況を経験した人は、世の中絶対たくさんいるはずなんですよ。そして世間には、私よりもっと大変な事を経験しながら、人に相談もできず、それでも一生懸命前を向いて歩いている人たちに、私はたくさん出会ってきました。

ブログを立ち上げた理由

そんな思いで、このブログを立ち上げました。これまでは、ブログのサイトを立ち上げたり書いたりするのは、頭の良い人がする事！そもそもWordPressってなんじゃ？とか思ってたんですけど、たくさん勉強して少しずつ見やすいブログに変更していくつもりです。