人はなぜ、宗教に入るようになるんやろう?宗教に頼るようになるんやろう?
宗教をしていない人からすると、今まで友達だったあの人が、急に宗教なんか始めたりすると、そんな疑問が湧くと思います。
私は生まれた時から、両親がエホバの証人でした。私は熱心に活動している両親の元に生まれた為、もちろんその世界しか知らずに25歳まで育ちました。
カルト宗教を始めるキッカケとは?
私の両親の場合
俺の両親は 2人とも福岡出身。大阪に就職していた親父と、俺の母親が お見合いをした。
結婚して大阪に嫁いだ母は、20代半ばの時 妊娠した。
早産でもなく、普通に生まれてきた女の子の赤ちゃん。オギャーと泣かなかったらしい。
へその緒から肺呼吸への切替が、上手くできなかったと 医者からは説明された。
『何万人に1人 こういう事がある。今の医療でも 分からない事がたくさんあるんです。』そう言われたらしい。
十月十日 お腹を痛め、やっと生まれてきたと思ったのに、最後 呼吸ができなかった。産まれた子供を、見ることすらなかった。
神様なんて いない。
いるなら なぜこんな事が私に?
布教活動で来られた方の話を聞いたのがキッカケ
そんなある日、家に訪問してきた女の人がいた。
神様がいるなら、なぜ戦争がなくならないのか?神様がいるなら、なぜ世の中こんな不幸な事が起こるのを許されるのか?
末石さんという 綺麗な女の人は、持っていた聖書から、全部すらすらと 母の疑問に答えてくれた。
これしかない!そう思ったらしい。
急に母は聖書を勉強し出した。
そして影響を受けやすい親父も、一緒に勉強を始めた。
親戚からの猛反対
慌てたのは、俺の福岡のじいちゃんばあちゃん。そして福岡の親戚一同。確か 浄土真宗の檀家同士のお見合い、両家が 慌てた。
大阪に嫁いだのに、とんでもない宗教を2人で始めた!なんとか辞めさせようと、親戚一同 大阪にやってきた。
俺の母は頑固だ
絶対に これを辞めない!
お願いだから
その宗教だけはやめてくれ!
26歳頃の俺の両親は、とにかく 必死やったのかもしれん。今度は、離婚して宗教も辞めると言いだした。
じいちゃんたちは、一件落着と思い 福岡に帰ったらしい。
ところが 3ヶ月後に 再婚。また 2人で宗教を始めたから、当然 両親の両親からは勘当ですよ。
そんな波乱の直後に、妊娠して生まれてきたのが
申し遅れました、
わたくし たけだただし です。
俺が生まれてきた時は、両親は熱心に
とある宗教をしてまして、世間でいう カルト宗教いうやつですね。
じいちゃんたちが、必死に止めようとするくらいのやつです。
私の両親はエホバの証人
俺は生まれた時から、その世界で育ったんですよ。その世界というか、その世界しか知らんかった。生まれた時からその環境やったから、俺からしたら それが当たり前。
そしてその世界は、すごく居心地が良かった。そしてその世界が 俺の全てやった。
24歳の終わり、初めて外の世界に出たんですよ。出たというか、世間でいうカルト宗教から、逆に 破門されてしまった。
外の世界には、友達は1人もおらん。助けてくれる人も1人もおらん。頼る事も 相談できる人もおらん。
親元にはもう戻られへん、俺はどうやって これから生きていけばいいんやろ。
俺が今まで一切語らなかった、25歳でなぜ沖縄に移り住んだのかのお話しを、明日します。